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2010年5月15日 (土)

<DVD>ルールマン【Atelier THANK-X】

これまで見た3本とは少し違う感じの作品でした。

正しい事って何だろうと考えさせられるような話です。

あらすじは書くのが難しいですね。
核となる登場人物が多い上に、その人達が話が進むうちにどんどん絡み合っていくという形ですから、それこそ図説でもしないと。
でも少しだけ記録として残しておきます。

まず登場人物。役名はフルネームでありますが、DVDでよく呼ばれていた名称を使っています。忘れてしまった人もいます。

男(新藤)、どこにでもいるサラリーマン。気が弱く、ポイ捨てや割り込みなどルール違反をする人に注意できず、鼻から無理だと思っています。でも、そういう人たちを正すべきだとは考えているみたい。
新藤の彼女(加奈)。天真爛漫。度胸も座っていて、元気な子。気が弱いけど一生懸命な新藤が大好き。新藤も自分に無いものを持つ彼女を頼りにしています。

週刊誌社会部の記者。有能女上司(佐久間)にちょっと頼りない男の部下(沢村)。
同じく芸能部の記者。転職で入ってきた有能女上司(横山)と明るく元気な女部下(恵美)。
上司同士が敵対しているので仲が悪い。でも部下同士は隠れて付き合っている。

アイドルグループ3人組と女性マネージャー。売れないのはマネージャーのせいだといつもいじめられています。マネージャーは気が弱く、いつもそれに謝っています。

政治家(黒川)と秘書(吉田)。大臣になるために、何やら悪い事をしているみたい。社会部からはスクープを狙われています。秘書が相当有能で悪だくみをしているみたいです。

柿えもん。資産家。プロ野球チームを買収しようとしたり色々としています。要はモデルがあの人。

始まりはあるブログ小説から。新藤のような生活を送っている人が書いているのか、正すべきことを捜し求める悩みが書かれており、最近、世間の注目を浴びています。

それに目を付けた芸能部。街のルールマンと称して、毎週正しい事をしている人を掲載する企画を始めます。
偶然、そのルールマンに選ばれてしまう新藤。
一躍、人気を得て、アイドルグループ、黒川との対談企画もテレビ放送されるぐらいに。
黒川の薦めで政治家になるように言われ、出馬。見事当選。
でも、何か裏があるようです。黒川と吉田が何やら潜んだ笑みを浮かべています。

権力を手に入れた新藤は社会を正し始めます。厳しい規制なども作成。昔の気の弱かった頃とは大違いです。そんな彼に加奈は離れていきます。大事なものを失っても、まだ正しい事を追い求める新藤。

一方、世間もルールマンブームが過激化していきます。社会を正すと言いながら、自分が正しいということをルールとして考え始め、それに対して罰していくようなおかしな方向に。時同じくして、ブログの方も同じような方向になっていき、だんだんと人気も無くなりつつあります。

そんな中、新藤失脚の情報が入ってきます。不正融資の疑惑です。濡れ衣だと言い訳する新藤を世間は信じてくれません。自分が世話をしていた者が申し訳ないと被害者づらして謝る黒川。でも、確実に黒川の陰謀です。
社会部はこの疑惑解明に乗り出します。社会を正すことは社会部の役割とばかりに。でも、黒川の裏筋が動き出し、彼らを脅迫し始めます。これに屈服する気は無いと取材を続ける佐久間に対して、命の危機を感じた沢村はコンビ解消を求め逃げ出します。

恵美と飲みに行き、あんな上司にはついていけないと愚痴を言う沢村。そこに横山が現れます。隠れて付き合っているので、その場を取り繕いますが、結局同席して一緒に飲むことに。
そこで語られた話。横山とは敵対する佐久間ですが、社会の正義を追及する気持ちの高さは認めているよう。そして、佐久間と黒川は親子であるという秘密も明らかにされます。小さい頃から、悪事を働く父を嫌い、結局母は追い詰められて死んでしまったみたい。佐久間の今の原動力は父を正したいという気持ちかもしれません。
すぐ暴走する佐久間のことです。もしかしたら、黒川邸に危険をかえりみず乗りこんでいるかもしれないと聞いた沢村は、飲み屋を一人後にします。

黒川邸。佐久間は秘密書類を探しに乗りこんでいます。そこには新藤の姿も。このままでは、いけないと新藤も考えたようです。
証拠書類が見つかりました。その瞬間、笑い声。黒川と吉田です。おびきよせる罠だったようです。捕まって部屋に閉じ込められます。そこには柿えもんも。
全ては黒川の筋書き通りの策略。悪い事をしている気持ちは無いようです。自分にとっては正しい事だと考えているからです。正しい事の定義などありません。昔はやっていたことでも今はしていないから、それが悪い事と決めたり自分勝手なルールも多いです。
でも佐久間にとって、黒川のしていることは誤ったこと。それを正したい気持ちは抑えれません。
抵抗する佐久間達に、吉田は最後の手段として拳銃を取り出します。佐久間は新藤だけでも脱出させて、このことを世間に伝えさせようとします。逃げるように指示されて、いやいやながらも一人脱出をはかる新藤。でも行く手をさえぎるものが。助けに来た沢村でした。タイミング悪く、結局全員また捕まります。

いよいよ、口封じのために殺されようとする時に、銃声が。張り込んでいた刑事がやってきます。
実は、これまで書いていませんでしたが、場面転換などの時に、おかしな着ぐるみを着たりしている人が登場していたのです。それがずっと張り込んでいた刑事だったということ。
事件は無事解決。

今夜はそれぞれが飲みにいくことになりそうです。
へべれけに酔った沢村。肩をかしながら佐久間は歩道橋で思いつめた顔をした女性と出会います。アイドルグループのマネージャーです。互いに対談企画で会っているので顔は一応覚えているみたいです。実は、その後、アイドルグループの物を盗んだり、傷つけたりした疑いをもたれ解雇されています。そのことで心傷つき、悩んだ結果、死ぬこともちらりと考えているみたいです。
佐久間は、酔った沢村に説教するように正しい事とは何かを語ります。言葉はマネージャーにも向かっているようです。明日は明日の風が吹く。その言葉を最後に立ち去ります。マネージャーも帰路についたようです。

社会部、芸能部ともに元の生活が戻ります。相変わらず敵対し合っています。でも、お互い似ているところがあるからこその敵対なのでしょう。
新藤も元の生活に。コンビニ店員として真面目に働いています。加奈もやってきます。また、一緒の時を過ごすことができるでしょう。

ところで、ブログ小説。書いていたのは、アイドルグループのマネージャー。最後は、佐久間からもらった言葉で締めくくり小説を終えます。
答えは分かりませんが、正しい事を捜し求めたことに間違いは無かったようです。

難しいと言いながら、けっこう書けましたね。
私が見返して思い出せるようにという目的では十分な出来と自画自賛。分からない人はDVDを購入してください。
ただ、これ自体はあまりお勧めしませんが。もっといい作品があります。
ちょっと最後の方が無理して話を進める傾向があるんですよね。これは前回鑑賞したの結婚行進曲でも同じ。ダンスや小ネタが豊富で少々公演時間が長くても飽きないので、じっくり進めてもらってもいいと思うんですがね。役者さんの体力が持たないのかな。

役者さんは、前回の結婚行進曲で書かせていただいた以外の方を。劇団員が誰なのかよく分からなくなってきました。今あるホームページには全然載っていないし、それに劇団としては一度解散しているみたいです。
とりあえず顔と名前を覚えた役者さんにします。

この作品では木内義一さんかな。政治家秘書役。冷徹に悪事をする雰囲気がぴったりしていました。

立田恭三さん、岩本めぐみさんのカップル役も日常的によく見かけるような感じで好印象。新藤役と加奈役です。

浦川舞奈さんと東さ月(劇団フジ)さんの女上司同士の嫌味のこもった会話のやりとりもいい感じ。認め合っていることを前提としながら、敵対している雰囲気は全てこの会話から得られる情報なのでうまく演じられているのだと思います。

基本的に本当にいるようなキャラクターで、かつ確かにそうだなと思うような正義に対する考えが話に盛り込まれ、共感しやすい話でした。
これまで見た作品とは少し印象が違うのですが、最後に登場人物が前を向いて進むという気持ちになるようになっているのは共通かもしれません。きっと、脚本家の願いなのかも知れません。

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コメント

考えさせられますね~。

何が正しいのか、何が間違えてるのか

時々わからなくなります(;´Д`A ```

筋の通らない事が嫌いな方なのでwww

投稿: mio | 2010年5月17日 (月) 12時53分

>mioさん
考えさせられるでしょ。
筋というものが自分だけの考えという時も多いので。
最近、ルールマンにならなくてはという出来事がありました。
近日中に記事にします。

投稿: SAISEI | 2010年5月17日 (月) 16時49分

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