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2010年5月12日 (水)

<DVD>結婚行進曲【Atelier THANK-X】

劇団のホームページからお取り寄せ。さらに、よく利用しているTAKE-NOBLE演劇ビデオ館からも一部購入し、全部で5本。

とりあえず、古い物から見た方がいいでしょう。まずは2006年の作品から。

先に見ていたDVDでも出てくるのですが、前説でいつもタイツーズという全身タイツの二人組がちょっと寒いネタトークをされています。このDVDでも出ていました。毎公演されているんですね。作風もそうですが、一貫していますね。

お話しは、この劇団らしい心の奥底に潜んでいる優しい気持ちを掘り起こしてくれるような作品。そして、素敵なダンスや小ネタも当時から健在でした。

主人公は大阪に住む独身男性。実家の横浜には両親や兄夫婦がいますが、もう18年も帰っていません。
そんな男に一通の手紙が届きます。静岡に住む姪っ子の結婚式の招待状です。

姪とも18年会っていません。でもその子と会うのは何か楽しみです。18年前の写真を今でも大事に持っているくらい、離れていても大事な存在なのです。
静岡に向かう新幹線。何やらうるさいおばあさんとくだらない会話をして過ごし、目的地に到着します。
久しぶりに会う親・兄弟・親戚たち。

話は回想シーンなどを盛り込みながら進んで、男の家族・親戚との関係が明らかになってきます。
お父さんとお母さん。お母さんは再婚相手の父よりもだいぶ若い女性。お父さんのことをよく理解している、そして男や兄のこともとても大事に思ってくれている素敵な女性です。もちろん最初は反発もあったのでしょうが、いつの頃からか本当のお母さんになっているようです。

兄。結婚しています。
男と兄の間に、一人の姉がいました。男にとってはうるさいけど、優しい母のようなお姉さん。その姉が結婚する前にお母さんは亡くなっています。嫁いだ姉は、お母さんとは最後まで他人としての付き合いだったようです。
最後までと書いたのは、その姉も結婚してすぐに亡くなってしまったからです。一人の娘を残して。その娘が今日、結婚する姪です。

男の家族と姉の嫁ぎ先の家族とはあまりいい関係ではありません。妻が亡くなり、そのすぐ後に娘まで亡くして悲しみに暮れていた男の父は、葬式の時に嫁ぎ先の家族を差し置いて、だいぶ自己中心的に振舞ったことがわだかまりの原因のようです。

そんな潜んだ関係を隠しながら結婚式は進みます。でも、そのわだかまりがついに爆発して、乱闘騒ぎに。結婚式はめちゃくちゃです。

めちゃくちゃになった結婚式を無理やり進める司会者。

最後の挨拶。とても出来る状態では無い疲れ切った親類達に代わって、姪が親類達に挨拶します。これまでの両家族に対する感謝を述べた立派な挨拶。

わだかまりはそんなすぐに消えませんが、両家族にとって、自分達の家族である亡くなった姉の残した大切な宝物。そんな姪の言葉に耳を傾けない者はこの結婚式場にはいません。

お開きになって、席を立ち去る親類達。
男は考えます。ずっと帰らなかった理由。色々ありながらも、自分の家族はずっと回ってきた。その中に入り込むのが恐かったのか、回っていることを知らないふりしようとしていたのか・・・。
最初は他人同士だけど家族になっていく。自分のお母さんもそう。家族を愛し続ける父のことを好きになり、自分も含めた家族を好きになってくれた。

何かをつかんだ男は、相変わらず実家に寄らずに大阪に戻ります。
帰路の新幹線の中。行きに出会ったおばあちゃん。相変わらず調子のいいことばっかり言うおばあちゃんにずっと付き合わされます。おばあちゃんが言った言葉。あんた、いい顔になったね。
デジカメに写った姪や家族の写真を誇らしげに見せる男。

だいたいのあらすじ。

途中、めちゃくちゃになる結婚式では、兄夫婦の奥さんが元プロレスラーで、姉の嫁ぎ先家族の親類達に攻撃を仕掛けるのがきっかけだったりして、少し訳の分からないところもあります。でも、序盤にこれもネタフリが幾つかされていてうまく計算された作りになっています。

ダンス・歌をところどころ盛り込むのはこの劇団の特徴。話を途切れさすことなく、むしろ話の中により入り込みやすいようになっています。そして、ちょっとした小ネタをずっと挟み込むのも劇団色でしょう。たまにちょっといらだつ時がありますが。いいところのなのに~みたいな感じで。

役者さんはたくさんいらっしゃるので、劇団員で一部の方のみ。これから違うDVDも見るので、その時に書きます。

村上泰子さん。この劇団を知るきっかけになった方です。ダンスの先生とかもされているようで、素人には、ただただすごいなあと思わすようなダンスを見せてくれます。この作品では姪役で最後の挨拶の時の凛とした笑顔はとても素敵でした。ちなみに、DVD購入に際しては、この方とメールでやり取りして購入させていただいております。細かなご丁寧な対応が、この劇団の作風とぴったりなので、とても好印象を持っています。

橘ユウスケさん。既に見たDVDとほとんど共通しているような役。何かが原因で立ち止っているような感じです。そんな頼りないながらも何かを変えようとしている姿がぴったり。これから見るDVDでもそうなのかな。違う形もやっぱり見たいですよね。

浦川舞奈さん。歌がうまいんですね。必ず歌われるので。とても暖かな綺麗な声です。癒し系ですかね。役は、橘さんと同じ、他作品と共通性があります。暖かく包み込むような母のような役が多いです。お似合いですが、固定観念が植え付けられすぎるので、違うのも見たい。

あと、劇団員ではないですが、鈴木洋平さん(特攻舞台Baku-団、現在はフリー?)、永井祐造さん(隕石少年トースター)も出演されていました。この方たちも違う公演で出演されているのを拝見して、お気に入りなので注目して見ていました。やっぱり少し若いのと、今ほどあまり前に出られないですね。脇役に徹しているような感じで。こんなおとなしい感じじゃないのにと少し違和感を持って見ていました。

さて、次のDVDにいきます。少し心配なのはあまりにも作風が似すぎていて、飽きるかもしれないです。
次も同じようだったら、時間を置くことにします。

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コメント

やっぱり劇団にも香りとゆうものがあるんですねっ★

こうゆうのが得意分野なんでしょうね(◎´∀`)ノ

話かわっちゃいますが、昨日このページを開いたまま

寝ちゃいましたwww

投稿: mio | 2010年5月17日 (月) 12時25分

>mioさん
いい夢見れました?
素敵な夢が見れるような、いい話なんですけどね。
もしかしたら、話が分からなく眠りに落ちてしまいましたかね(゚ー゚)

投稿: SAISEI | 2010年5月17日 (月) 16時39分

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