« 中之島 春の文化祭2010【ABCホール開館2周年記念】100502 | トップページ | いかけしごむ【toy-2 Produce】100504 »

2010年5月 4日 (火)

中之島 春の文化祭2010【ABCホール開館2周年記念】100503

2010年05月03日 ABCホール

2日目。初日より1時間長いスケジュール。約7時間。

オープニングは初日同様、保坂アナウンサー。ほとんど初日と同じことを話される。時間の関係もあるのか、すぐにスタート。

jade。女性ダンスユニット。会場に響く○○先生とか△△さ~んとかの小さい子からの声援がかわいらしい。ダンスはすごく本格的。表現できないがソウルフル。最近気に入っている劇団とかのスタイルから考えて、どうやら私はダンスを見るのが好きみたい。全員でぴったり合った振りとかを見るとすごく感動する。でも、ちょっとずれてたかな。

劇団赤鬼。彼女との初デートで事故にあったり、通り魔に襲われたりで死んでしまう主人公の時間を戻して何回もやり直すというコメディー。終了後、アナウンサーに荒削りだと言われていたが、本物の公演を知る人間にとっては確かにそう感じてしまう。まあ、お祭りの中の出し物だからOKかな。単純に面白かった。

パロディーフライパフォーマンス+。短い時間でハートウォーミングな作品を演じられる。同窓会に集まった人達のもとに小学生の時に事故で死んでしまった子が突如現れる。元の世界に戻る前にそのことを話して何とか事故を食い止めようとするお話。もちろん、最後はハッピーエンド。ありきたりだが、ほのぼのとして楽しめた。

ババロワーズ。元彼に付きまとわれる彼女のために今の彼氏が奮闘する話。元彼たちのキャラクターがめちゃくちゃ。芝居というより、キャラクター達のパフォーマンス大会みたい。

あさの@しょういち堂。どくろという作品で有名な方。今年、3年にわたっての三部作が完結するので、その宣伝。どくろをよく知らないので、今一つ。

桂都んぼ。初日に続き、落語家さんも参加。私でも聞いたことがある動物園ネタをされる。やはり、しゃべりのプロだけあって、会場の客のつかみ方がうまい。中だるみの時間帯を、見事にもう一度盛り上げられていた。

劇団kocho。あれっ、思い出せない。桜さがみさんが何か手をひらひらさせて出てきて、終わったあと、アナウンサーにいとうえん魔さんが女装しているんじゃないですよねとからかわれて・・・。思い出したら追記します。

TAKE IT EASY!。今年4回にわたって行われる「DOLCE」の予告編。DOLCEというお菓子を作る職人4兄弟の話みたいです。キャラクター設定が分かる程度の予告編でした。楽しみは本公演でということですね。多分、これは観に行くでしょう。

悪い芝居。会場の引き具合が・・・。知っていても何だこれはという感じになります。かわいらしい女優さんが下ネタも体張ってやるので、目のやり場に困るし。作品自体はむちゃくちゃながらも奥深さを感じる面白いものが多いんですけどね。

デス電所。オープニングダンスを初めて見れました。前回の大阪公演では千秋楽しかしなかったので。手術を嫌がる子供に手術を受ける気にさせるために、変な人達が病室にやってきます。後は、悪い芝居と同じ。独特のスタイルを貫いた劇団色を見せつけられました。

いいむろなおき。パントマイム。ただただすごかった。会場もほ~という感嘆の息がどよめいていました。

美津乃あわプロデュース。藤元英樹さんと共演です。バツイチ同士の昭和漫才師夫婦の楽屋での微妙なやり取りを描いた会話劇。さすがにベテランさんだけあって、貫禄あります。ちょっといい話にうまくまとめあげていました。

ABCアナウンス部です。アナウンサーによる走れメロスの朗読劇。アナウンサーらしく、途中に中継や実況などを盛り込んで、単なる朗読劇を超えた作品に仕上げられていました。

劇団レトルト内閣。作品名は「麻呂は浮気がしたい」。テレビで石田純一が浮気をするのが男の甲斐性と言っていたという理由で、殿が浮気をしたいと言い出して家臣たちを困らす設定でのドタバタコメディー。本公演を一度拝見したことがありますが、もっとエンターテイメント性の高い作品をされていたような気がしますが。短時間が合わないように思いました。

N-Trans Fish。芸術的な創作ダンス。ダンスを見るのが好きと上に書きましたが、実はこの創作系は苦手。一度、同じような公演を観に行って、つらい思いをしたことがあります。まあ、もちろん、見ていて幻想的ないい気分にはなるんですが、やっぱり少し退屈するんですよね。

ヨーロッパ企画。男3人の会話劇。コンパを控える男3人が全員グレーのパーカーを着ていることでもめる作品。日常の普通の会話で笑いを引き出してくるのは、この劇団の得意とするところでしょう。単に言いあっているだけなんですが、面白かったです。

スクエア。昨年も大トリだったそうです。作品名は「地下駐車場」。男4人が狭い駐車場に車を何とか停めるだけの話。ヨーロッパ企画と似た感じです。普通の出来事をどうしてなのか分かりませんが巧みな技で面白くしてしまいます。

エンディング。スクエアの上田一軒さんの音頭で3本締め。

2日続けてぶっとおしで参加させていただきました。全体をとおして、満足は満足なんですが、やはりちょっと食べ足りない感じはします。

20分で最大限まで魅力を引っ張れる劇団と何かよく分からないなという劇団が混在していました。もしかしたら、お祭りなのではじめからそんな魅了しようという強い気持ちが演じ手側に無いのかもしれません。
特に自分が本公演でよく知っている劇団が後者だった場合、正直、非常に印象悪くなりました。好きな劇団なのでどことは書きませんが、何劇団かあります。敬愛していたのに、もしかしたらそれほど力は無いのかなと思ってしまうような感じです。やっつけ仕事での作品を見せられた感が強いです。

色々なジャンルの演じ手さんを知るには非常にいい機会でしたが、演劇の劇団という点では若干疑問が残ります。おかしな印象を与えてしまった劇団もあるんじゃないですかね。もちろん、それがいい方向になればそれはそれでOKなのでしょうが。
単に楽しい事するだけのそういう祭りなんだからおもしろければいいじゃんと言われれば、そうなのですが・・・。
でも、遊びだからこそ真剣にという考えもありますよね。

逆に20分でここまで魅力を出すなんてすごいと思った劇団を書きとめておきます。

ミジンコターボ、テノヒラサイズ、かのうとおっさん、ピースピット、満員劇場御礼座、伊藤えん魔、石原正一、パロディーフライパフォーマンス+、美津乃あわプロデューズ、ヨーロッパ企画、スクエア。
なかでもミジンコターボ、ピースピットは手を全く抜かずに高レベルの完璧な作品を作り上げてきており、ますます好きになりました。遊びの中にも真剣味が伝わっててきて、妥協しない劇団としての誇り・こだわりの強さを感じました。本当のエンターテナー集団だなあと惚れ直しました。

あと、落語家さんとパントマイムのいいむろなおきさんは別格。表現のプロだなと強く感じました。

まあ、また、来年も元気があれば参加してみたいと思います。観劇するのも体力使います。

|

« 中之島 春の文化祭2010【ABCホール開館2周年記念】100502 | トップページ | いかけしごむ【toy-2 Produce】100504 »

演劇」カテゴリの記事

コメント

美津乃あわさんのプロデュースの見てみたいですねっ★

よくUSJとか行くと、大道芸人さんがいるじゃないですか~

ああゆうので、パントマイムみたことありますけど

とりあえずお家に帰るとやってみたくなるのは、

あちきだけでしょうか??www

投稿: mio | 2010年5月10日 (月) 01時10分

>mioさん
俺も家帰って、鏡見ながら、少しやってみた。
カバンを空中に持ち上げて、それが動かないように見せるような奴。
カバンはオーナーからもらった物で。

ところで、もう寝ないと明日起きれないよ。
完全に同時間でコメントやりとりしてるみたいですね(*^-^)

投稿: SAISEI | 2010年5月10日 (月) 01時13分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 中之島 春の文化祭2010【ABCホール開館2周年記念】100503:

« 中之島 春の文化祭2010【ABCホール開館2周年記念】100502 | トップページ | いかけしごむ【toy-2 Produce】100504 »