「mon.」【コメディーユニット磯川家】100408

2010年04月08日　雲州堂

東京に拠点を置かれる前の、大阪での最後の公演。単独コントライブです。

まあびっくりするくらい古い場所でした。北浜の住宅とかがごちゃごちゃしている路地に町工場のようにぽつんとありました。創業明治○○年とか書いてあって、何とも趣のある劇場での公演です。芝居小屋という言葉がぴったりですね。

コントは10本ぐらいあったでしょうか。約90分間、しっかり楽しませていただきました。ここは、面白く魅力的な劇団、これ以上書けません。

役者さんも相変わらずの個性あふれる魅力を見せてくれました。

大阪卒業ということですので、役者さん全員紹介。

斉藤コータさんは、チャーミングに悪ふざけをする感じ。韓国芸能人ははまり役でした。
菊池裕太さんは、熱くて、一生懸命で、うざくて、若い感じ。ストーカーのような気持ち悪い役は始めてみましたが、何かはまってて恐かった。
島岡亮丞さんは、淡々としながらも笑いをもっていかれる。ルイージ役の時は客演の緒方晋さんにめちゃくちゃ叩かれていましたが、思い出すと前々回公演「Teacher」では逆の立場でしたね。仕返しも入っていたのでしょうか。
物延結さんは、裏のあるかわいらしい感じにぴったりのアイドル役をされており、見事でした。
二宮瑠美さんは、天然で少し壊れたキャラの綺麗な方。前説の段階からそんなオーラをすごく出されていました。
信原久美子さんは、まじめで人がいい感じによく合った役やまじめにずれたことをして笑いをとられていました。
木バタ子さんは、お得意のゲラ笑いが楽しい。あれだけで会場を沸かせるのだから、並大抵ではありません。

客演にシュールな笑いを発する緒方晋さん（The Stone Age）、動き一つ一つがとにかく面白いマツイカヅアキさん、どっしり存在感のある姉御みたいな川面千晶さんがいらっしゃり、さらに盛り上げていました。

あと、前説に上野真紀夫さんがゲストで出演されていました。舞台上の役では何回か拝見しており、アドリブで客を引き付けることができる役者さんだとは認識していましたが、単にトークさせても面白い方でした。12日にまた前説されるそうです。

とても楽しい時間が過ごせました。東京を拠点にしても、大阪公演は必ずやって欲しいです。