CHILDREN【ピースピットHYT4】100303
2010年03月03日 シアトリカル應典院
MOTHERの記事を書き終えて、思いだしました。
MOTHERの前に25分、この作品が公演されたのです。
時間も短かったし、さすがにMOTHERはすごい役者さんが勢ぞろいですから、ちょっと記憶の片隅にいってしまっていましたが、この作品もなかなかのものです。というか、役者さんたちの頑張りが伝わってくるような出来でした。
あらすじは、また千秋楽の後に書くとして、「タバコ」をテーマにした子供と大人の対決みたいな話です。
HYT4は半年間だけ役者さんを集めて、バリバリに稽古して公演するピースピットのシステムみたいです。過去のHYT1~3は、まだ観劇していなかった頃なのでよく知りませんが、色々な企画が立てられてすごく盛り上がっていたみたいです。今回は、どうもブログとかを拝見している限りでは、人数も少ないし、あまり盛り上がっていないようだったので、まあちょっとしたおまけ公演のつもりで観ました。
これは大きな間違いでした。そんな考えで観ようとしていたことを申し訳なく思います。
もちろん素人目ですが、すごくしっかりした完成度の高い作品に仕上がっているように感じました。やはり、アドリブとかで舞台を沸かすようなことは、さすがにまだできないでしょうけど、脚本にすごく忠実にしっかり作り上げるという点では、立派なものではと思いました。きっと、すごく頑張ったんじゃないでしょうかね。
出演されている役者さん達を拝見して、一つ思いだしました。昨年末から、役者さんの目を見ることにしていたのに、すっかり忘れていました。いや、頑張っている人って、特有の輝きを見せるでしょう。それを見ると、何か勇気が湧いてくるんです。だから、自分とは全然違う世界で年代も私よりすごく若い人たちですが、そんな人たちの頑張りを感じたいと思って、必ず見ることにしていたのに、いつの間にかやめてしまっていましたね。
今回の役者さんたちは、しっかり輝いていました。輝いていたというか、落ち着いた自信のあるような目ですかね。とても素敵な表情もされていましたし、そういうところがとてもいい作品でした。
まだ、顔と名前が一致しません。きっと、今回で役者さんとしてすごく鍛えられているのでしょうから、どこかの客演で拝見できるのを楽しみにしたいと思います。
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コメント
HYT4さんはまだ駆け出しの劇団なんですか??
確かに、キラキラしてる人達を見てると
引き込まれそうになりますねっ(≧m≦)
あたしにも、そうゆう時代があったのにな・・・。
どこいったんだろう???WWW
投稿: mio | 2010年3月 4日 (木) 22時02分
CHILDREN も好きな世界観で楽しめました。
25分という短時間の中にも
想像を膨らませる、想像の余地を残してくれる
心地よい読後感のような余韻を与えてくれました。
音響とかぶって、台詞が聞えない箇所があったり
流れが止まってしまったりする印象はありましたが
慣れた感のなさが良さでもあったように思います。
私も役者さんの輝きに魅せられて、観劇を始めました。
素敵ですよね。
投稿: cat | 2010年3月 4日 (木) 22時25分
>mioさん
劇団と言うか、ワークショップみたいな感じなのかな。期間限定で集まって公演するみたいです。
キラキラ。そうですねえ。
少し濁ってきてますね。
近くに暗黒方向へ進む人がいますからね~(*^-^)
投稿: SAISEI | 2010年3月 5日 (金) 12時14分
>catさん
私もかなり好きな世界観でした。
想像の余地を残してくれる、心地よい読後感のような余韻か。うまいこと書きますね。
この言葉使って、記事を書けば良かった(o^-^o)
申し訳ありませんが、この言葉は以後どこかでパクって使います。
一生懸命頑張ったんだなということが伝わるいい物を見せていただきました。
きっと、これからMOTHERのベテラン役者さんのようにより輝かれることでしょう。
投稿: SAISEI | 2010年3月 5日 (金) 12時25分
召集をかけられた日本代表のトップアスリートでもオフェンスはなんとか最終パスを出す人がまとめてますがディフェンスまでは…でも100点満点ではないにしろそれぞれの役者さんが力を出したのでは?
投稿: 魔呼斗 | 2010年3月 6日 (土) 20時24分
>魔呼斗さん
また、難しいたとえですね。
このHYTのプロジェクトでは役者さんがこれまでで最高のレベルまで力を発揮できるように厳しく半年間頑張るみたいです。
頑張らせる人の能力もすごいものですが、これについていって、公演までこぎつけたところに敬意を表して観劇しています。
投稿: SAISEI | 2010年3月 7日 (日) 00時17分