熊野古道小辺路の旅 その16-1
第4日目(つづき)
部屋に案内され、とりあえず風呂へ。ジャグジー付き。足をマッサージしながら休めます。部屋に灰皿がありません。当たり前のように禁煙なのかな。恐る恐る宿坊内をウロウロし、厨房を見つけます。そこにいる普通のおばちゃんに聞くと、あっさり渡してくれました。
精進料理です。といっても立派なもんです。お酒は無しです。この後、写仏をする予定ですから。身を清めるために、食事後すぐに歯も磨かなくてはいけません。もう、すっかり忘れがちでしたが、今回の旅は父の筋萎縮性側索硬化症(ALS)という病気の進行を止めるように神にお願いすることが第一の目的でした。この写仏こそがこの旅メイン行事なのです。
不動明王を写します。正直、面倒くさい。気持ちを落ち着けてと思いながらも、お坊さんはたまにしか見に来ませんので、ついついさぼりがちになります。足音が聞こえたら、やってるふりをするみたいな中学生時代の勉強を思い出します。そういえば、父もよく私の部屋に勉強しているか見に来ました。ただ、必ず足音を大きくしてくれていたのを覚えています。武士の情けみたいなものだったのでしょう。母はこっそり忍び足で来たりするから、マンガ読んでるところを見つかったりしましたがね。
今でも大事に持っています。免許証入れに入れて。何の効果もありませんでしたがね。神様も引け目を感じて、他のことで何かを授けてくれるんではないかと思っています。
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コメント
このシリーズもとうとう終わりを迎えましたね~。
その代わりに、『花魁草』シリーズが始まったので、
そちらの方も楽しみにしてますっ(◎´∀`)ノ
このケーブルカーあたしも何度も乗りましたっ★
終電の名前が『極楽橋』ですよねっ♪
いかにも、とゆう感じだなっ( ^ω^)おっおっおっ
と、思ったのを覚えてます。
ここで書いた不動明王様は見せて頂いた事ありますよねっ★
まさか、『正直、めんどくさ』かったとはwww
投稿: mio | 2010年3月23日 (火) 19時26分
>mioさん
次は小豆島八十八か所シリーズを始めます。
花魁草はすくすく育っています。じきに花も咲くでしょう。
ところで、さらに面倒くさいことを始めるつもりです。
不動明王様とは比べ物にならないくらいの力作をお見せしたいと思っています。
投稿: SAISEI | 2010年3月23日 (火) 21時57分