永代供養
永代供養の手続きが終わり、永代供養證が届きました。
父がALS(筋萎縮性側索硬化症)であることは、記事で少し書かせていただきましたが、正直、もう長くないんですね。
(http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/cat21691798/index.html)
つらいですが、これだけは仕方がありません。
父は6人兄弟の末っ子です。家を早くから飛び出したようで、実家とはかなり疎遠になっているみたいです。詳しい事情は息子の私ですらよく知りませんが、きっと色々あるのでしょう。
そのため、家族と言えば、私も含めて母・妹の4人。きっと、この家族が父の人生の大部分を占めていることでしょう。死んだ後も一緒にいたいでしょうから、永代供養をしていただくことにしました。
正直、別にこんな永代供養を申し込まなくても、自宅に置いておけばいいのではないかと思うのですが、母とかは心情的にしっかり眠る場所が無いと不安なようです。
今は、時代の流れか先祖代々の墓に入るような風習も薄れ、永代供養を選択される方も多いようです。それこそネットで調べたら、それはたくさんヒットしてきます。
その中でも、どうせするなら高野山がいいのではと選んだのが持明院というところです。
高野山といえば、弘法大師様の教えが深く浸透しているところです。奥の院は八十八箇所巡礼の結願を報告する場所でもあります。
私も熊野古道小辺路で熊野本宮大社から高野山目指して歩いたり、四国ではありませんが、小豆島の八十八箇所巡礼を結願しており、何となく親しみがあります。
父も昔は剣道部で合宿などで高野山をかなり訪れているようです。
何といってもミーハーな所がありますから、高野山ブランドに単純に惹かれているもあります。
お値段を調べたところ、確かに少しお高いですが、特に他の倍するとかいうこともないようです。早く決めないと、いつ死んでもおかしくないような状況ではあるので、すぐに申し込みました。
永代供養證です。説明書みたいなものでしょうか。高野山奥の院仏舎利宝塔にて供養を開始したことが書かれています。まだ、全員健在ですけどね。こちらは特にすることは無く、この證書を仏壇等に奉納し、釈迦座像に朝夕「南無釈迦牟尼如来」と唱えればいいようです。ちなみにこの釈迦座像は結構な値がしますので購入していません。(2010年03月22日訂正:何と持明院から実家に電話がかかってきたらしいです。釈迦座像は全員に無料で進呈されるとか? 母の話だけを聞いて書いていますので、よく分かりません。どちらにせよ、詳細は持明院に問い合わせてください。うちもかなり丁寧に対応していただいたようですので。)いいんです。お釈迦様は心の中にいらっしゃいますから。
この実物が仏舎利塔にあるみたいです。
伏字で分かりにくいですが、家族の名前が赤字で記されています。お墓と同じで死んだら黒くなります。
最後に死んだ人は、もし一人者だった場合はお骨を持っていく人がいませんので、お寺の方に取りに来ていただく特別契約付きです。(2010年03月22日追記:こちらも持明院からの電話対応です。これはうちの家族事情を考慮していただいた上での特例の対応ですので、詳細はお問い合わせください) 順番からいくと、妹になります。
システムがいまひとつ分からないところもありますが、まあ大丈夫でしょう。もうすぐ、実例ができますからね。
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コメント
ミーハーでもなんでもいいじゃないですか♪
とてもいいところに眠れるですね(*^-^)
最高の親孝行ですね!!
少し悲しく、複雑な気分ですが
ワタシはとてもいいことだと思います。
投稿: mio | 2010年2月18日 (木) 04時26分
私の父親は肺気腫でクリーンな酸素が欠かせません
新型インフルエンザで国内3人目の犠牲者は父親と同じ症状の方でした その父もある理由で実家と疎遠になっているのでSAISEIさんに色々お聞きすると思いますがお願いします
投稿: 魔呼斗 | 2010年2月18日 (木) 06時40分
>mioさん
・・・眠れるですね(*^-^)・・・
中国人かっヘ(゚∀゚ヘ)アヒャ
「永代供養 Part2」の記事で写経も一緒に納めますということを書くつもりです。
>魔呼斗さん
肺気腫でしたか。
つらい病気だと聞いています。
喫煙するので少し考えてしまいますよね。
うちは亡くなったら、火葬場に直行して、家族葬にする予定です。客観的にいい点、悪い点を整理しておきますよ。
それよりも、インフルエンザで一発とか言いますから、気をつけてあげてください。
投稿: SAISEI | 2010年2月18日 (木) 11時48分
SAISEIさん、お久しぶりです。
驚かせて申し訳ございません。
3月5日、母が天国に旅立ちました。
早すぎました。
1週間前に呼吸が苦しくなり救急搬送、その時点でSPO2が86まで低下…。
私達家族には言われませんでしたが、医学的には1週間もたない状況だったようです。
人工呼吸器を着ければ生きる道がある病ですが、本人の希望も人工呼吸器は…ノー…厳しい1週間が始まりました。
本人が一番嫌がっていたオムツをしての寝たきり状態…。言い残したいことも言えず、意識があったりなかったり。意識がある時は本当につらそうでした。
最後に立ち合えましたし、病院に泊まり込み二日間ずっと一緒にいられたことは、残念の中の幸せだったかもしれません。
とてもつらい1週間でしたが、最後の顔は本当に穏やかで眠っているようでした。
葬儀も終え、少し落ち着いたので、お知らせしておきます。
これから日々寂しくなると思いますが、1日も早く立ち直り、天国の母を安心させたいと思います。
ブログ、これからも見ています。
お父様、お大事に!
投稿: ウラン | 2010年3月 7日 (日) 21時23分
>ウランさん
言葉がありません。
うちの父と似ているところがあります。
人工呼吸器やオムツでの寝たきり状態を嫌がる。
以前のコメントで、しっかりした方みたいでしたので、つらかったことでしょう。
それが終わったから良かったじゃないですかと書けると思ってましたが、現実にはそうはいかないようです。
そんなこと関係なく生きていればと思います。
ブログとはいえ、お知り合いになれた素敵な友人。
その方の大切な方の死に、心からお悔やみ申し上げます。
つらいお気持ちの中、お気持ちを伝えていただけたことに感謝します。
どうか、どうか、天国で幸せな生活を取り戻せますように。
そして、ウランさんの心が戻りますように。
投稿: SAISEI | 2010年3月 8日 (月) 01時53分