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2010年1月 2日 (土)

<DVD>泥棒王子とまあめいどっ☆【魔法のチョコレート】

日が変わってしまったけど、正月はやはり幸せに落ち着いた気持ちになりたいもの。

そうなると、見る作品はこれがいいのでは。

昨年8月に劇場で見た作品。

泥棒を稼業とする若者。幼馴染の娼婦と音楽を愛する優しい男とともに王子のお披露目パーティーの開かれる船に入り込んで、ひともうけをたくらみます。船の中ではパーティーが開催されようとしていますが、実は王子は既に数年前に亡くなっています。それを隠してきた女王は、この泥棒の若者に目をつけ、ニセモノの王子に仕立て上げます。それを知った魔術師とその女。これを利用して城をのっとろうと悪だくみを。

一方、海の中。3人の人魚達がかっこいい王子に近づこうと盛り上がっています。そんな中、その王子はニセモノで、悪者の魔術師に狙われていることを知ります。助けるために、魔法使いに頼んで人間にしてもらいます。助ける理由は・・・。人間になるには、大切なものを引き換えにしなくてはいけません。その大切なものとは、それぞれ記憶、表情、しゃべり。大切なものを失った人魚達。船に乗り込んでみるものの、なかなかうまくいかず・・・。

この劇団、3人の女性でやられています。この作品では人魚達です。3人だけの劇団でよくこんな立派な舞台を作ったなと思うほど、素敵な舞台でした。

この劇団に客演で招かれる役者さんは、他の作品でもそうですが、すごくいい雰囲気をもった方ばかり。いいというのは、言葉どおりいい人なんだろうなという感じ。ここで知って、所属される劇団の公演を見に行くのが楽しみになっているぐらいです。

泥棒役の佐藤博昭さん。すごくかっこいい方です。要は二枚目。そんな方が三枚目も抵抗感なく演じられるので、魅力的に感じてしまいますね。他の公演で真剣な二枚目役を見たこともあるけど、それはそれで素敵だし。何か目を引く役者さんです。

魔法使いの大澤真也さん。この人も背が高く男前。私は優しそうな笑顔と独特の雰囲気が大好き。ちょっとおどけた小芝居を演じられて笑いをとられたりもします。Shibaiya遊歩堂を知ったのはこの人が所属しているからです。現在休団中みたいですが、客演で色々な公演に出られています。

男優をかっこいいとか素敵とかあまり褒めると何か勘違いされそうですね。基本的にはやっぱり女優に目がいきますけどね。逆にそれだけ本当にすごいと思っている役者さんだと思ってください。

悪者役のお二人。五馬さとしさん、南綾郁さん。劇団ひこひこ所属。ちょっと痛い感じのコメディー劇団。本公演を1回見に行ったけど、最初は少し引きますね。最後まで引いていましたけど。息が合ってるのか、楽しませてくれます。悪者でも悪意を全然感じさせない。こういう作品では非常に重要なキャラクターだと思います。

この次の公演の「ゆきの天使とクリスマス」はブログを始めてから見に行ったので、感想を書かせていただいています。(http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2009/12/post-1520.html

この公演も大変楽しませてもらいましたが、DVDを改めて見ると、「泥棒王子とまあめいどっ☆」は舞台セットや衣装・小道具とか大変だったろうなと感じます。実際のところはそれほど大変さは変わらないのかもしれませんが。

どんどん公演が大きくなっていくので、3人でやっていると限界がきそうで心配です。色々な方々やちょこりんぐとかいう有志の集まりがすごく頑張って作品を作り上げていることでしょう。

それをただ劇場に足を運ぶだけで楽しませてもらえるのだから、感謝しなくてはいけませんね。

これからもずっと素敵な作品を作り続けて欲しいものです。

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コメント

この作品も面白そうですね~★

女性3人でってゆうものなんか、

共感できますね♪

投稿: mio | 2010年1月 2日 (土) 21時02分

>mioさん
mioさんぐらいの年代じゃないかな。
3人でやってるとすごくぶつかりそうだよね。
明確な目的が無いと。
そのあたりが、少し尊敬しているところで、好きな劇団なのかもしれないです。

投稿: SAISEI | 2010年1月 2日 (土) 22時10分

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