熊野古道伊勢路の旅 その32-1
第8日目(つづき)
舟見峠の頂上に着きました。距離は5km。
この峠の茶屋は昔、那智の海産物を売っていたそうです。逆に本宮大社から那智大社へ向かうときは、ここで初めて海が見えるそうです。つまり、私の場合は、この旅、最後の海ということになります。
それにしても、高いところに登ってきました。標高約800mです。これから5kmほど尾根をつたい、その後、同じく5kmぐらいで標高0mまで下りるというのが本日のスケジュールです。
舟見峠からの下りは八丁坂と呼ばれています。死に別れた家族や知人達が白装束を着て歩く姿が見えるそうです。さらに、この坂には妖怪ダルが出るそうです。ダルに取りつかれると動けなくなって死んでしまうらしいです。でも飯粒を食べると治ると言われています。・・・、つまりあれでしょう。おなかがすいて動けなくなってしまうだけでしょう。
フライフィッシングをするので、こんな渓流を見ると思わず竿を出したくなってしまいます。
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コメント
妖怪ダルが出るそうです・・・・。
『ダル』ってねんですかー!(〃゚д゚;A A゚Å゚;)ゝ ゚+:.
すごい怖い割には飯粒食べたら治るって(笑)
ちょっと面白いですね☆
ぜひ『ダル』についてうきぺで調べてみたいです♪
投稿: mio | 2010年1月 6日 (水) 01時00分
>mioさん
民俗学者、南方熊楠(粘菌を発見したことで有名)もこのダルに取りつかれたことを自書に残しているそうです。
ネットで調べたら結構出てきますよ。
有名な妖怪みたいです。
投稿: SAISEI | 2010年1月 6日 (水) 13時20分