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2010年1月20日 (水)

湘南滝行-2

滝下に入り込み、滝に打たれ始めます。

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もう、何が何だか分からない状態です。足がよろけて、気が遠くなってきました。

必死に「えいっ」「えいっ」と掛け声をあげます。声が止まれば死ぬんじゃないかと思うからです。

よろよろになりながら、滝壺を歩いて陸地を目指します。

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長い時間経過したようでしたが、DVDを後から見て確認したら、実際は30秒ぐらいだったみたいです。それに途中から滝の中心から外れて逃げていました。何と根性のないこと・・・。つらいことがあると逃げ出しはしないけど、要領よく迂回しようとする自分の生き方をまさに表しているようで恥ずかしいです。

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あとから聞いた話では、3分超えたあたりから違う世界が見えるらしいです。悟りですかね。あの世かもしれないなと思いながら聞いていました。

空手着を脱いだのは正解でした。野球部員の人数が多いので5班ぐらいに分けられています。

私は2班ですから、終わった後も待たないといけません。この時、濡れた空手着では凍りついているところでした。

全員が終わったあと、もう一度やる人は最後にどうぞと言われます。

これは絶対無理です。恐怖を知ってしまいましたから。少なくとも日をあらためないと。

でも、やった人がいるんです。野球部の監督さんです。キャプテンにも声をかけて、一緒に滝壺に向かいましたが、キャプテンは途中で引き返していました。根性とかいう問題ではなく、それが当然だと思います。でも監督は、滝に向かい、もう一度。

感動しましたね。こんなに強い人がいるのかと。全員で「えいっ」と声をかけながら見守ります。戻ってきたときは拍手喝采でした。

終了後、着替えて、車で20分ぐらいの温泉に。手足の感覚は全く無くなっていました。

貴重な経験でしたが、もう2度とすることはないと思います。本当に恐怖だったんです。基本的に安易に何かにチャレンジするので、こういうことによくなります。

久しぶりにホームページを覗いたら、今でもやっているみたいです。まさに今の時期など、同じような恐怖を味わえるはずです。

滝壺に身を浸けた時の一瞬の感覚は一度経験しても面白いかもしれませんよ。

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