Santa×Cross【劇団SE・TSU・NA】091220

2009年12月20日　芸術創造館

芸術創造館は12/9：劇団壱劇屋「ゴゴのコブチャ」（http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2009/12/091209-9809.html）、

12/12：魔法のチョコレート「ゆきの天使とクリスマス」（http://ksaisei.cocolog-nifty.com/blog/2009/12/post-1520.html）

で傑作に2回連続出会っています。

記録を更新するためにも、期待して行きました。

結果は記録更新です。

全く知らない劇団でした。上に述べたように最近、芸術創造館での成績がいいという理由だけで行っています。

作品内容は、

見習いサンタクロースとトナカイのコンビが4組。その4組が同じ家にプレゼントを配達するというバッティングが起こってしまいます。各々個性的なサンタとトナカイは、その家の子供が一番望むプレゼントを渡そうと戦います。そうしないと、他の家にプレゼントを配達してはいけないとサンタ事務局に命じられてしまったからです。その戦いの中で、悲しいサンタクロースの宿命を知り・・・。

単なる4組のプレゼントレースみたいな感じでドタバタコメディーになっていないところが見事な作品だと感じました。人を優しい気持ちにしてくれるようにうまく出来上がっています。

舞台上には終始4組のコンビがいます。この8人が見事なまでに個性的。キャラクター設定が分かりやすい。そして、その組み合わせもうまい具合にできていました。

2007年から毎年やっており、今回で3回目みたいです。この時期にぴったりだし、いい作品ですね。

会場に結構お子さんがいました。きっと楽しんだじゃないかな。最近の子はキレやすいとか色々言われているけど、こういう作品を見て、優しい気持ちはきっと持てるはずです。見えない素敵なクリスマスプレゼントになっているのではないでしょうか。

終演後は、昨年の同作品と劇団の勉強のため「語り部たちの夜　－雲－」のDVDを購入。今日は劇団ショウダウンと合わせてDVDを4本も購入してしまいました。ちょっとお金が厳しいな。

次回公演は来年10月みたいなので、少し寂しいですね。役者さんを覚えておいて、客演されたときにまた楽しませてもらいましょう。

あと、観劇とは関係ないですが付け足しで。

指定席だったのですが、隣に石田1967さんが座られました。

いわゆる関西小演劇を見る人にとっては結構有名な方なんだと思います。普通のサラリーマンなのに、色々な劇場でたくさんんの作品を観劇している方です。観劇の感想を書いたブログもあります。アドレスを書いていいものなのか分からないので「日々幸進」で検索してください。

私はこのブログのファンなのです。

最近は、観劇だけにとどまらず、自らプロデュースしたLINXSというイベントを開催していらっしゃいます。第1回が11月にあったのですが、6劇団が20分の楽しい芝居を演じられました。こういうイベントを見に行くと、一度にたくさんの劇団・役者さんを知ることができ、その後、気になった劇団・役者さんの公演を見に行くことができるというわけです。このイベントの主旨である「LINKしてXROSSする」ということにつながるわけですね。

次回は来年4月23～25日　インディペンデントシアター2ndで開催。もう既に5劇団の参加が決まっておりますが、もう楽しい劇団ばかり。これは行く価値ありです。

これまでも何度か劇場で拝見していたのですが、なかなか話しかけられません。隣に座られているならと終演後、勇気を出して話しかけてみました。大変紳士的な方で、ご丁寧に名刺とLINKSストラップをいただきました。

嬉しかったです。観劇を始めて1年足らずの私が、ずっとそのブログを見て勉強させていただき、自分の中の観劇アドバイザーとしていた方でしたから。

本日は、見に行った2公演ともいい作品。その上、あこがれの人とお話できるなんて、最良の1日でしたね。

公演の名のとおり、いいクリスマスプレゼントをもらいました。