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2009年11月29日 (日)

絶対的味方

本日は東京に出張です。再生医療関連の仕事をしており、そのセミナー講師として行きました。

大阪からは遠いですね。ひまなので新幹線の中で週刊新潮を読んでいましたら、藤原正彦さんの「管見妄語」

というコラムに目を引きました。小説家、新田次郎の息子さんで物理学者みたいです。

藤原さんがアラスカ出張に行っている父に会いに行ったところ、ろくに話もせずに父が眠ってしまい、その寝姿がばか丸出しの顔だった。それを父に言うと、父は「アラスカに来てからずっと不眠だった。久しぶりに絶対的味方にあったから安心したんだろう。」と言われたというような話です。

絶対的味方という言葉、以前どこかで聞いたことがありまして。結婚する時に旦那さんが奥様に「よく世の中では結婚して夫婦になるのだからどんな時も一緒に戦っていこうと言うみたいだが、そんなことはしなくていい。戦うのは俺がする。ただ、その時、私の味方でいて欲しい。」みたいな感じだったと思います。

何かいいなと思ったんです。絶対的味方、私はつまり家族と認識しています。間違ったことをして叱られても、どこかでそれを全否定されない、そんな人ってやっぱり家族しかないと思うんです。

こんなことを書く気になったのは、父が変な難病になってしまい、余命が短い現実があるから。

ALS(筋委縮性側索硬化症)とかいう、どんどん筋肉が衰えてしまう病気です。この病気は怖いですよ。わが父ながらどんどん進行する病気にちょっと引いています。

もうすぐ、私の絶対的味方はいなくなると思います。私の家族は両親、妹ですから、性別で言うと絶対的味方の男が世の中にいなくなってしまうということです。その時、自分はどんだけ不安になるのかなと思うと、ちょっと怖くなりました。

独身貴族を謳歌している私ですが、結婚して子供がいればなと少し感じる一瞬でした。

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コメント

絶対的味方、あたしの場合は姉ですね。

姉にとってもあたしは絶対的味方だとおもっているはずです!

(違ったりして。。ヾ(;´Д`A)

彼女なら、どんな人の道に外れたことをしようともあたしは絶対彼女の味方になりますね。

一度、大喧嘩をしたことがあったのですがあたしの中では考えられない事があったのですが、結局何度も考えて彼女の気持ちをよく理解することが出来ました。

人はどう思うか知りませんが、あたしは彼女の味方です。

でも、そのコラムいいですねっ★

投稿: mio | 2009年12月 2日 (水) 06時17分

>mioさん
お姉さんか~。
う~ん、あのお姉さんねえ。
実に心強い!
一人じゃないって思いは頑張りの駆動力になりますよね。
私の定義では、絶対的味方は片方がそう思っていれば、相手も同じように感じているはずです。
そうじゃないとそう思うことが無いはずだからです。
お姉さんも最高に幸せな時、最大窮地おちいった時などなど、きっとmioさんが・・・と思っているでしょうね。

投稿: SAISEI | 2009年12月 2日 (水) 08時35分

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