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2009年11月30日 (月)

<DVD>闇の猫【ピースピットHYT3】

ピースピットの「闇の猫」をDVD鑑賞しました。2008年の作品です。

私が観劇を始めたのは2009年1月からなので、劇場では見ていません。最近、TRUMPという作品が公演され

(これも素晴らしい作品でしたので、いずれ書きたいですが)、これを見に行った時に劇場で販売していたので購入したものです。

ピースピットは劇団ではなく、公演ごとに役者さんを公募して芝居をされています。ワークショップみたいな感じでしょうか。HYTはHALF YEAR THEATERの略で、半年間で作品を作り上げるというプロジェクトです。HYT3なので、1「ニャンプー」、2「BOOK」もあります。1はDVDで販売されていますが、2はすごい長編なので時間がかかっているようです。1,2,3選抜「SUGAR」なんてものもあり、実はこれが私が観劇にはまったきっかけになった作品です。説明が長くなりますが、QYT(QUARTER YEAR THEATER)というのもあり、「通天閣バトルロワイヤル」、「眉山の獣」、「リオフォレストの柩」の3作品がDVD化されています。どれも、同じ人の作品とは思えないぐらい個性豊かですが、はずれは無いのでどれもしっかり楽しむことができると思います。

ここの主宰の末満健一さんという方が、脚本・演出・役者などなど全てされており、天才的な人なんです。

作品が魅力的なのはもちろん、役者さんを魅力的に演出されますから、気になった役者さんを今度は違う芝居で見ようとして、どんどん観劇の幅が広がってしまうというわけです。

今回は、劇場でこれまでに拝見した役者さんが昔の「闇の猫」でどんな演技をされているのかなというのも見どころでした。30人ぐらいの出演者の中で、けっこう見たことある方がいらっしゃいました。ざっと、私のお気に入りの役者さんの名前を挙げると、丹下真寿美、西分綾香、立花明依、載国ヒロコ、竹村晋太郎、坪坂和則、亀井伸一郎、佐藤博昭、イトウエリ、森口直美、花田綾衣子(順不同・敬称略)。皆さん、「闇の猫」でも既にご活躍されていましたが、今はもっともっと舞台で目を引く活躍をされているように感じました。わずか1年前の作品ですが、それからどんどん成長しているんですね。役者さんの自分を磨く努力たるや、敬意を表さざるを得ません。

肝心の作品の内容ですが、これが難しくて説明しにくいんです。人を殺したい願望を持つジュネと心に思うだけで人を殺してしまうキャロ、その親友ウー、それを取り巻く人達が破滅へと向かう7日間を2部作で別の視点から描いています。これでは分かりませんね・・・。最後は・・・、もしDVDをこれから見る方がいるといけないので書きませんが、絶望をイメージするような形になります。

実はDVD販売前に楽しみにしていることを末満健一さんのブログにコメントしました。大変お忙しい方なのに、ご丁寧にコメントを返していただきました。そこには「闇の猫」は陰鬱で救いようがない作品なので人を選ぶと思うが、これもピースピットの一つの形として鑑賞するように勧められました。

確かにそのとおりでした。でも、非常に魅力を感じる作品です。楽しいとかいう感じではないですが、面白かったというのは事実です。要するに深い作品なんだと思います。

こんな深い作品を、集めた役者さんチームでわずか半年で作り上げるのですから、すごいとしか言いようがありません。

この感動を是非味わっていただきたいです。

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コメント

ぜひ味わいたいですね~( ̄ー ̄)ニヤリ

コッペガニ以上に・・・WWW

投稿: mio | 2009年12月 2日 (水) 06時41分

>mioさん
さあ、いよいよゴールが見えてきましたよ。
何のって、コメント返しのです。
途中、結構大変だなと思ったのですが、終わりに近づき寂しくなってきました。
コッペガニは別名セコガニと言って、松葉ガニのメスです。プチプチした卵の外子、内子の卵巣をカニ味噌で絡めて食べます。
物知りをアピールしてみました( ̄ー ̄)ニヤリ
↑顔文字って、始めから登録されてるんだ!
みんな自分で作ったり、誰かが作ったのを保存しているのかと思ってたよ。

投稿: SAISEI | 2009年12月 2日 (水) 08時50分

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